自転車通勤の始め方 電車通勤と比較して分かったメリット10選

自転車通勤の始め方 電車通勤と比較して分かったメリット10選

毎日の満員電車通勤がうんざり。通勤時間が片道1時間近くもかかるし、あまりの混雑で本を読むのも難しい。何とかこのストレスを解消する方法はないだろうか。。

そんな方には、職場の近くに引っ越して自転車通勤するのがオススメです。

本記事では、実際に自転車通勤を始めてみて分かったメリット・デメリットについて紹介します。


ストレスの多い電車通勤

日本では電車通勤が当たり前。そんな風に思っている人はとても多いと思います。

というのも日本、特に東京は、世界有数の面積が広い都市であり、ベッドタウンが都心から1時間ほど離れた場所に多く立地しています。

職場から家まで1時間〜1時間半かかるという人もとても多いです。中には2時間かけて職場まで通うという話も聞いたことがあります。

僕の場合も、実家が千葉にあるため、以前は東京まで1時間〜1時間半の時間をかけて通学・通勤していました。

さてここで、1日の時間の使い方の内訳を考えてみたいのですが、1日24時間のうち睡眠時間を8時間・労働時間を8時間とすると、残り活動できる時間は8時間になります。

片道1時間かけて通学・通勤するとなると往復2時間かかるわけで、残り活動できる8時間のうち2時間も電車での時間に取られてしまうことになります。

1日の内訳

さらに例えば仕事で3時間残業すると、自由時間はさらに減って、3時間程度になります。夜ご飯を食べて、シャワーを浴びて、TVを見ているうちにすぐ経ってしまう時間ですね。

1日の内訳

さらに悪いことに、行き帰りの電車が満員電車の場合は、通勤・通学時間を有効に活用しようにも、読書やネットサーフィン等するのさえ難しい場合もあります。

通勤・通学時間を、上でいう「自由時間」や「睡眠時間」に当てられればまだ良いものの、どちらにしても中途半端な時間になってしまうことが多く、この時間は非常にもったいないです。

自転車通勤の始め方

では、自転車通勤を始めるにはどうしたら良いのでしょうか。

まず第一に、「通勤時間は勿体ない」というマインドを持つことが一番大事だと思います。

僕自身、以前は通学・通勤時間に片道1時間は当たり前で、むしろ都心から離れた場所の方が住みやすいと思っていました。

でも実際に都内に住み自転車通勤を始めてみると、もう電車通勤には戻れなさそうです。

「通勤時間は勿体ない」というマインドを持てたら、次は職場と家の距離を近づけることが必要です。

そのためには、①家を職場近くへ引っ越す、②職場を家の近くに移す、③テレワークなど活用して作業場を家の近くに移す、等の選択肢があります。

特に家を購入している場合など、そう簡単ではないと思いますが、それでも検討の価値があるくらい、自転車通勤には魅力があると思います。

自転車通勤のメリット10選

具体的な自転車通勤のメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

半強制的に運動できて、ジムに通うのと同じ効果が得られる!

日々の通勤で自転車に乗るので、自分に半強制的に運動を課すことができます。

ジム通いは中々続かない人でも、サイクリングマシンを使うのと同様の効果が期待できます。

ジム代が浮くのでお財布にも優しいです。

朝夕の気持ちが良い時間に運動できてリフレッシュ!

朝の運動は、一日をよりクリエイティブなものにしてくれます。

頭がリフレッシュした状態で仕事に行けるので、より良いアイデアが浮かんだり、身体が疲れにくくなる効果も実感できます。

病気予防にもなる!

毎日自転車で通勤することで、健康対策にもなることが知られています。

生活習慣病のうち死亡の原因ともなる、ガン・脳梗塞・心筋梗塞・糖尿病などの軽減にもなります。

適度な有酸素運動でダイエットにも!

サイクリングは走行速度によって、5〜10kcal/分の消費カロリーが期待できます。

例えば体重55kgの人が約7kmを20分で走行した場合(時速20km)、約140kcalとなります。

約10kmを20分で走行した場合(時速30km)、約200kcalとなります。

同じ時間ジョギングする場合の消費カロリーは180kcalほどなので、ジョギングするのと同等かそれ以上の消費カロリーが期待できます。

朝晩の満員電車に乗らないで済む!

朝晩の満員電車に乗らなくて良いのは大きなメリットと思います。

先述したように、満員電車に乗ってムダな時間を過ごすことなく、また窮屈な思いもせずに済みます。

人によっては、満員電車を避けるために朝早くに通勤する人もいますが、自転車通勤であれば時間を気にせず通勤できます。

電車賃が浮く

通勤・通学の電車賃が浮くので、お財布にも優しいです。

通勤の場合は通勤費が会社から支給される場合が多いと思いますが、通学の場合などはやはり大きなメリットとなります。

自分の住んでいる街をよく知れる

普段暮らしている街のことも、意外と歩かない場所は知らなかったりします。

自転車通勤していると、スピーディーかつ小回りが利くので、ちょっと寄り道したり新しいお店に入ってみたりということがとても気軽にできます。

結果として、普段行かない小道やお店など隅々まで知ることができるので、自分の住んでいる街のことがより好きになります。

サイクリングが趣味として楽しめる!

サイクリングを趣味にしている人は多いと思います。

自分のお気に入りの自転車をチューニングして、風を受けながら街並みを走るのは、爽快で気持ちがいいです。

街並みや自然の中を走り抜けるのも、新しい小道に入るのも楽しいです。純粋にサイクリングを趣味としても楽しめるので、毎日の通勤が楽しくなります。

災害時の帰宅路に自転車を利用できる

震災などの災害時には、道が遮断されたり、車の渋滞や電車の運行停止など、インフラ面が大打撃を受ける可能性があります。

そうした場合であっても自転車で通勤していれば、家族のいる場所まで利用することができ、比較的早く移動することができます。

自転車は環境にも優しい

自転車はCO2の排出量がゼロなので、電車と比べてエコな乗り物です。

環境に優しいため、ヨーロッパ等では日本よりも自転車の利用が広く推奨されています。

自転車通勤のデメリット

上で見たように、たくさんのメリットがある自転車通勤ですが、一部のデメリットについても触れておきます。

緊急時に労災が出ない場合がある

会社によっては、自転車通勤が認められていない場合があるそうです。

会社の制度をしっかりと確認し、問題があった場合にも労災としての認定があるか、確認しておいた方が良いです。

自転車置き場が近くにないと難しい

自転車置き場の確保が課題です。

通学・通勤先に自転車置き場があれば良いですが、ない場合は近辺に自転車置き場を探す必要があります。

自転車置き場料金がかかる

自転車置き場を利用する場合、料金がかかります。

都内であれば、例えば同日の1回利用が100円、月額利用料が1500円などとなっています。

都心にあるほど、利用料金が無視できない金額になると思います。

また会社によっては、自転車置き場の利用料金を負担してくれる場合もあるので、こちらも会社の制度を確認すると良いです。

外出先からの直帰の場合はやや難しい

出張や外出が多い場合は、外出先から直接帰宅するケースもあり、その場合は自転車通勤は使いづらい場合があります。

一度学校や会社まで戻る必要があるので、外出を予定している場合は電車での通学・通勤とするなどの対応が必要です。

 

以上、本記事では自転車通勤のメリット・デメリットを紹介しました。

自転車通勤には沢山のメリットがあり、一度始めてしまうと電車通勤には戻れなくなる中毒性があります。

皆様もぜひ検討されてはいかがでしょうか。