海外でキャリアを積むために必要な戦略【パターン比較】

海外でキャリアを積むために必要な戦略【パターン比較】

最近海外で働く人が周りでも増えているけど、実際のところ海外で働くのってどうなの?海外駐在にはどんなパターンがありえるか、それぞれのパターンでの仕事の面白さや駐在の難易度はどうか、その辺りを詳しく知りたい。

本記事ではこんな質問に答えます。

私自身は、日系会社員としてミャンマー赴任(海外支社1年半⇨海外顧客先1年)を経験し、今は出張ベースでミャンマーへ月1回のペースで通っています。学生時代には学生インターンシップ制度を利用して暫くの間ポルトガルで働いていた経験(大学の研究支援4ヶ月)もあります。

また最近は若手のキャリア相談コミュニティに参加させて頂いたり、外資系の社員の方と話す機会を作ったりもしています。

>>若手キャリア支援コミュニティ「Reinvent」に参加して考えたこと

そうした中で、ある程度海外駐在するための戦略パターンが見えてきましたので、今回まとめてみたいと思います。


そもそも海外で働くのってどうなの?

まず、そもそも海外で働くのってどうなの?という話なのですが、海外勤務が気にいるかどうかはその人次第と言わざるをえません。

一般的に、海外で働くと、国内企業で働くよりも以下の傾向があるようです。

・仕事の裁量の幅が広がる、普段よりも大きなことを任せてもらえる

・それだけにプレッシャーがかかることも増える

・ジェネラリストよりもスペシャリスト(即戦力)が求められる

ただしこれらも、働く立場やパターンによって千差万別であるように思います。完全に自分の思う通りには、中々いかないかもしれません。

つまり、海外で働くにせよ、そのパターンによって「イメージと違った!」となりかねないので、海外勤務を目指す場合には、先にどんなパターンがあるのかを知っておくことは大事だなと思うわけです。

海外駐在のパターンと比較

さてここからは、個人的に今まで私が経験した海外駐在のパターンについて、その時の経験から、駐在決定までの難易度(ラッキー度)・仕事のやりがい(楽しさ)について比較してみようという試みです。S、A、B、Cの4段階評価としています。

経験しているパターンが全てでは当然ないのですが、読んで下さっている誰かの参考になればと。

パターン①海外インターンで働くパターン

難易度:B、やりがい:S

私の場合、初めて海外で働くことになったのはこのパターンでした。

大学の研究職のサポートの名目でしたので、やりがいとしては研究者として海外で働くパターンにも近いかもしれません。まぁ私の場合は名ばかりで、実際は大したことはやっていなかったのですが…。

ただそれでも、自分で比較的自由に研究テーマを決めて取り組め、さらに海外で優秀な多国籍の学生と共に議論しながら進める刺激的な環境で働くことは、非常にやりがいの大きいものでした。

インターンで海外に働くのは、学生のうちの特権とも言え、比較的ハードルが低いと思います。私が利用したのはIAESTEという理系大学生のインターンシップを行なっている組織のものでしたが、英語での課題の提出や面接を経て、希望した人は比較的高確率で海外へ行けているようでした。

【IAESTE】ポルトガルでのインターンシップ記録を振り返る

比較的に時間も作りやすい学生のうちに海外で働くには、インターンシップという選択肢がとてもオススメです。

パターン②日系企業に勤めて海外支社で駐在するパターン

難易度:A、やりがい:B

私が今までで最も長期間、海外で働いたのがこのパターンです。日系企業に勤めはじめて4年目に、希望が叶って海外駐在することとなりました。

私の場合は非常にラッキーなことに、入社当時に入った部署が海外展開を手がけており、新しい国でもビジネスを展開するタイミングで手を上げてプロジェクトチームに入れてもらいました。

このパターンで駐在する場合は、会社の規模にもよりますが複数人で駐在するケースが多く、また近いポジションにいれば比較的希望が通りやすいのかなと思います。

やりがいとしては、特に大企業の場合は共に駐在する日本人も多く、仕事内容も国内で行なっていたことに近い内容か、または日本の本社との調整等が主なものになるケースが多く、人によってはエキサイティングには感じないかもしれません。(支社の立ち上げや、新規事業開拓がミッションの場合は、その限りではないと思います)

私の場合は、それでも海外で働けるだけでも非常に面白く、また現地のメンバーとやり取りしながらの仕事は非常にやりがいを感じていました。

パターン③日系企業に勤めて海外顧客先へ転籍するパターン

難易度:S、やりがい:A

私の場合、海外で働く3つ目のパターンがこのパターンでした。

海外顧客先へ転籍のパターンは社内ではかなりレアケースのようで、私の場合は転籍先に同じ会社の人は他におらず、このパターンで海外駐在できたのはかなりのラッキーでした。

海外顧客先での仕事は、普段の日本での仕事とは違う内容でチャレンジングである場合がほとんどだと思います。

私の場合も、非常に良い経験になり、今後も継続して海外で働きたいと改めて感じました。

パターン④日系企業に勤めて海外支社へ出張するパターン

難易度:B、やりがい:B

駐在ではないので、厳密な比較にはならないかもしれませんが、今海外で働いているのはこのパターンです。

海外へ出張している人はかなり多く聞きますので、比較的チャンスの多い働き方ではないでしょうか。

仕事内容としては、国内で行なっていたことに近い内容となる場合も多いと思いますが、それでも海外メンバーと共に仕事をできるのはやりがいの大きいことだと思います。

以上、比較でした。一応4段階と断ってはいましたが、Cはどこにも付けられませんでした。基本的に海外で働けるというだけで、やりがいが大きく、また個人的には裁量のある仕事が任せられて。

他のパターン

私は今まで経験したことがありませんが、他の人の話を聞いていると、以下のようなパターンが他にもあるようです。

・外資系企業に勤めて海外本社へ転籍するパターン
・外資系企業に勤めて海外支社へ転籍するパターン
・海外の大学や語学学校に入学するパターン
・海外駐在する家族と一緒に渡航するパターン
・海外でビジネスを起業するパターン
・独立しており世界どこでも仕事ができるパターン

これらのパターンについては、経験したことがないので具体的なことはわからないのですが、他の方のツイートが非常に参考になりました。

外資系で海外本社への転籍は、やはり競争が激しく中々難しいと聞きます。

ただそれだけにやりがいも大きいようで、実際に転籍された方は、何人かフォローさせて頂いている方々皆仕事を楽しまれているように見えます。

また、Googleなどの一部の先進的な会社は、もはや「働く都市は自由に選んでいる」とのことです。本社も比較的自由に選べるのでしょうか。羨ましい。。

いつか日系企業もGoogleのように、自由に仕事場所を選べるようになると良いなと思います。

海外キャリアを築きやすいパターンは?

次に、海外でキャリアを築いていくための戦略についても考えてみたいと思います。

ただし戦略に関しても、上記のどのパターンで海外に働きたいかによって異なると思いますので、まずはどのような形で海外駐在したいのか具体的なイメージにしてみることが重要かと思います。

そうした上でも、「海外で働ければどういった形でも良い」というのであれば、私は小野寺さんと同じで、「意外と国内企業は良いぞ!」と思っています。

国内企業であれば、最近はグローバル戦略を重点課題に据えて取り組んでいる会社も多く、海外ポジションは増える傾向にありそうです。

海外キャリアを目指す人へ

日々できることを戦略的に取り組むことで、結果として海外ポジションの獲得に繋がると思っています。

・海外に出て、海外に住むこと・働くことのイメージを持っておく。学生のうちから海外旅行を複数回しておく。

→不安要素が大きいと、せっかくチャンスが回ってきても手を上げようと思えないかもしれないですし、そもそもチャンスを逃してしまう場合もあります。

・グローバル志向が高い人たちと一緒に働ける環境を選ぶ

→これが最も重要かもしれません。周りにグローバル志向の人がいると、そのようなマインドを持ちやすいですし、いざという時に非常に頼りになります。

・英語の勉強を普段から心がける

→英語ができる人は、年代が上の人に意外と少ないので、非常にアピールポイントになります。

・なるべく若いうちに海外駐在を経験しておく

→海外で一緒に仕事をしていたとある方は、「なるべく20代のうちに海外駐在を経験しておくと良い」「年をとると中々チャレンジできなくなる」とよく言っていました。

これは本当で、家庭の都合などによるハードルは年を取ると上がっていきます。しかし早いうちに海外へ行っておくと、家族にもそうしたマインドができるので、比較的いきやすくなります。

以上、今回は海外キャリアのパターンと、海外キャリアを築くための戦略についてでした。