【旅行記】ペナン島ジョージタウン観光・所要時間【写真】
- 2018.05.14
- マレーシア

ペナン島のジョージタウンをレンタサイクルで回った時の旅行記です。ジョージタウンはヨーロッパとアジアを結ぶ海上ルートの中で重要な貿易港としての役割があり、以前よりポルトガル、オランダ、イギリス東インド会社などが拠点を置いた歴史があります。その歴史と街並みから、世界遺産にも登録されています。
- 1. イースタンアンドオリエンタルホテル出発(11:00頃)
- 2. カピタンクリンモスク(13:45〜14:20)
- 3. ヤップコンシ(14:25〜14:30)
- 4. アチェ・モスク(14:35〜14:45)
- 5. クーコンシー(14:50〜15:40)
- 6. セント・ジョージ教会(15:50〜16:05)
- 7. ペナン博物館(16:10〜17:00)
- 8. ペナン市庁舎(17:10〜17:20)
- 9. コーンウォリス要塞(17:25〜17:45)
- 10. Kota Dine & Coffee(17:50〜18:35)
- 11. ビクトリア・メモリアル時計台(18:40〜18:45)
- 12. ペナン・プラカナン・マンション(18:55〜19:00)
- 13. ウォールアート散策(19:00〜19:20)
イースタンアンドオリエンタルホテル出発(11:00頃)
いつもの通り、ホテルでゆっくり朝食を取って、のんびりスタートです。宿泊したホテル(イースタンアンドオリエンタルホテル)があまりに素敵だったので、ホテル周辺を散歩しました。ホテルの目の前海沿いの道に、かなり大きなイモリ(?)が出現しました。彼ら、東南アジアに行くとどこにでもいるなぁ。
>> 【ペナン島】イースタンアンドオリエンタルホテルとサーキーズ兄弟の歴史
その後、自転車を借りるためにチュリア通りまで歩きました。チュリア通りまでは、ホテルからのんびり歩いて20分ほど。チュリア通りにはレンタサイクルのお店が複数あるので、自転車を借りるなら(質は大して良くないですが…)この通りへ行くと良いです。
カピタンクリンモスク(13:45〜14:20)
まず最初に向かったのが、カピタンクリンモスク(Kapitan Kling Mosque)。モスクへ行ったのは初めての体験でした。他の宗教の集会場、キリスト教会や仏教寺院などと比較すると、イスラム教のモスクはとてもシンプルで装飾等はほとんど無いつくりになっている点が新鮮に感じました。
初めモスクに入ろうとしたら、礼拝の時間であったらしく、そろそろ終わるので観光案内所で待つようにと言われました。そこでモスク脇にある観光案内所に向かうと、イスラム教に関する説明を英語でしてくれました。
説明あとの質疑の際に、マレーシアの観光案内の方から、「あなたはどんな宗教を信じているの?」と聞かれました。この質問を受けるたびに、よく何と答えれば良いのか迷うのですが、その時一緒にいたヨーロッパの方が、”We are Christian, but not so practicing. (キリスト教信者よ、でもそれほど熱心では無いわ)”と答えており、なるほどそういう言い方があるのかと妙に納得したのを覚えています。
15分ほど待ち、時間になると、観光案内の方がモスク内をまた解説しながら少し案内してくれました。1801年建造、そのあと何度か大規模な修復がされているとのこと。ちなみにモスクに入る際には、女性はスカーフ等で髪を全て隠すように言われていました。スカーフはモスクにて貸し出していました。
ヤップコンシ(14:25〜14:30)
次にカピタンクリンモスクの向かい100m位の距離に位置するヤップコンシ(Yap Kongsi Temple)へ。モスクのすぐ近くに中国寺院があるので不思議な気持ちになります。1924年の建造とのこと。小さめの寺院なので、カピタンクリンモスクのついでに立ち寄るのが良いと思います。
アチェ・モスク(14:35〜14:45)
さらにヤップコンシからすぐ近く100mほどの距離にあるアチェモスク(Lebuh Aceh Mosque)へ。これほど近くに異なる宗教の施設が密集しているのは初めての感覚で、マレーシアが多宗教国家であることを実感しました。
カピタンクリンモスクよりも更にシンプルな外観でした。アチェモスクはスマトラ様式で建てられているそうです。
アチェ・モスクの周辺にある家のデザインが可愛らしかったです。
クーコンシー(14:50〜15:40)
更に50mほどの距離内にあるクー・コンシー(Khoo Kongsi Temple)へ。こちらの中国寺はヤップコンシと比べて大規模で、更に装飾も豪華で見応えがありました。入り口が小さいのでわかりづらく、入り口付近で立ち往生していたら、街の人が親切にもお寺の中へ案内してくれました。
こちらのお寺には小さなお土産やさんが併設していたので、少し時間をとってお買い物しました。お土産物屋さんにて、ピューター製の小さな鏡が売っていたので買うと、お店の人にセンスが良いと褒められました。
セント・ジョージ教会(15:50〜16:05)
来た道を少し戻り北へ800mほど行くと、白亜に輝く立派なキリスト教会セント・ジョージ教会(St. Geprge’s Anglican Church)があります。1819年に建てられた、アジアで最古の英国国教会だそうです。
見学時間は16時までだったようで、ギリギリセーフ!少しだけ見学できました。内装も白色がベースの素敵な教会でした。
ペナン博物館(16:10〜17:00)
セント・ジョージ教会を出て、西へ100mほど行くとすぐの場所にペナン博物館があります。こちらはそれほど期待しないで行ったのですが、予期せず日本とペナン島との関わりを示す資料が多く展示されていて、興味深く見学しました。また、こちらの博物館は1896年に以前学校として建てられた建築を利用しているそうで、そちらも見に行く価値があると思います。
ペナン市庁舎(17:10〜17:20)
ペナン博物館から北東へ約400mほど行くと、白亜のコロニアル建築であるシティホールがあります。以前は市役所として使われており、今は市議会場として利用されているそうです。1903年に東インド会社の拠点として建てられたそうで、とても豪華な建物です。海沿いの立地もあり、美しく、一見の価値ありです。
中は通常見学できませんが、ちらっと覗けました。中も美しい…入ってみたい…。
コーンウォリス要塞(17:25〜17:45)
お次は市庁舎から東に200mほど行った場所にあるコーンウォリス要塞へ。1786年にイギリス東インド会社からやってきたキャプテン・フランシス・ライトが初めて上陸した場所を記念して作られているのだそうです。人が少ないテーマパーク感が否めませんが、海沿いに面しているので雰囲気は悪くないです。
ただ、沢山の大砲くらいしか見るところが無かったので、1人500円ほどの入場料を払って中へ入る必要があるのかは疑問です。
Kota Dine & Coffee(17:50〜18:35)
思っていたほどコーンウォリス要塞が面白くなかったので、お腹も空いていたし、中にあるレストランで夕食としました。
本当はガーニードライブ等に行ってマレーシアの料理が食べたかったけど、こちらのレストランもとても美味しかったので満足でした。上の料理は現地でよく食べられている「サテ」に近いものだと思うのですが、味付がとても変わっていて甘めでした。
ビクトリア・メモリアル時計台(18:40〜18:45)
コーンウォリス要塞を出て海沿いの道からぐるっと南東へ回り込んで、100m暗いの近距離に、ビクトリア・メモリアル時計台があります。1897年に建てられたそうです。中の見学等はできず、またすぐ近くに行きたいと思うと、ラウンドアバウトの車道内に立っているので少し怖いです。道中にサクッと外から見学するのがおすすめ。
ペナン・プラカナン・マンション(18:55〜19:00)
時計台から南西へ550mほど行くと、ペナン・プラカナン・マンションがあります。内見もできるそうですが、僕が行った時にはすでに見学時間が終了していて断念。中もとても豪華なようなので、ぜひ見に行きたかったのですが…。
でも外見の細かな部分を見ているだけでもアートのようで楽しめました。19世紀末建造だそうで、鮮やかな壁の色が目を引きます。19世紀当時のマレーシアでのプラカナンの生活に思いを馳せると、なんだかタイムトリップしたような気持ちになります。17時までの見学時間のようなので、ぜひそれまでに行って内部も見学すると良いと思います。
ウォールアート散策(19:00〜19:20)
最後、レンタサイクル屋さんに戻るまでの道中ではウォールアートを楽しみました。ペナン島の街並みには、このようなウォールアートが多くあって、それらを巡るのも観光の楽しみの一つになっています。
元は2012年にリトアニア出身のアーティストが最初の壁画を描いたのが始まりだそうです。その後街中の色々な場所にウォールアートが描かれて、今では約30ヶ所もあるようです。
>> ペナン州観光局がウォールアートのパンフレットを作成しています。
以上、今回の記事では世界遺産・ペナン島ジョージタウンの旅行記でした。ジョージタウンは、重要な貿易港として栄えた歴史が各所に垣間見える美しい街でした。キリスト教・イスラム教・仏教と複数の宗教施設が入り乱れるように立っているのも、新鮮な感覚でした。観光スポットが海沿いのエリアに密集していて回りやすいのもとても良かったです。
ぜひジョージタウンを訪れる際の参考にして頂ければ嬉しいです。
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