慢性胃炎になったのでピロリ菌検査してみた【検査までの流れ】

慢性胃炎になったのでピロリ菌検査してみた【検査までの流れ】

先日、自宅付近の病院へピロリ菌の検査に行ってきました。結構時間がかかるかなと思っていたのですが、全然時間もかからず、サクッと終わらせることができました。病院に入ってから出るまで、所要時間たったの60分ほどでした。

「ピロリ菌は胃がんの原因になると聞いたけど、自分は大丈夫なのかなぁ。でも検査時間かかりそうだし、行くのが面倒くさいなぁ」

本記事はそんな方向けの記事です。思っているよりサクッと終わるので、気になっている人はピロリ菌検査、絶対に行った方がいいですよ!


胃がんの原因!ピロリ菌の恐ろしさ

ピロリ菌の存在について、僕はミャンマー赴任中に「予防医療普及委員会」のプロジェクト「ピ」の記事を読んで初めて知りました。

>>「ピ」プロジェクト

ここに書いてある「胃ガンの99%はピロリ菌が原因」との内容は衝撃的でした。胃がんといえば、日本人の死因のかなりの部分を占める恐ろしい病気というイメージがあったからです。

「国立がん研究センター がん対策情報センター」の調査によると、日本人が生涯を通してがんに罹患する割合は、男性62%・女性46%だそうです。

そのうち、胃がんに罹患する割合は、男性11%・女性5%。男性は9人に1人、女性は19人に1人という高確率です。

胃がんは比較的罹患後の回復率が高いがんではあるようですが、他の部位へ転移したり、健康へのダメージが非常に大きかったりと、他のがんと同様、事前の予防・早期発見がとても大事な病気です。

ピロリ菌検査を終えるまでの流れ

色々と検査の方法はあるようですが、個人的には信頼度が高いことと陽性だった場合すぐ除菌に入れるメリットから、やはり病院で信頼のおける医者に診てもらうのが一番良いと思っています。

ピロリ菌検査を行える最寄りの病院は、以下のサイトを参考にしました。

>>日本ヘリコバクター学会 – 認定医一覧

検査の当日は以下の流れでした。

認定医の方と直接お話をして、心配なこと、なぜピロリ菌検査をしたいかを伝える

→ピロリ菌検査だけで良いなら採血後血液検査だけで良いこと、胃の状態を見たいのであれば胃カメラを合わせて受診する必要がある旨の説明を受ける。(僕の場合は、ピロリ菌検査だけで良かったので、血液検査だけを希望しました。)

→診察を受ける(胃の辺りを押す、舌の色確認など)

→問診を終えて、血液検査へ。サクッと採血をして終了。

とても簡単でした。問診から採血までにかかった時間は若干10分程度だったと思います。これで支払い額は初診料約1,100円込みで1,940円(医療費3割負担)。ちなみに血液検査の検査項目は、ピロリ菌のみでお願いしました。

検査の結果は、採血から結果が出るまで3日程度かかるそうなので、3日より後に再度病院へ行き、教えてもらう予定です。ピロリ菌にかかっていないことを祈るばかりです。

ピロリ菌・胃がんが気になる人は絶対検査すべき!

以上、ピロリ菌検査を実際に受けてみてわかった、ピロリ菌検査の流れの紹介でした。

僕の場合は身内に胃がんにかかった人がいたこともあり、胃がんによって胃を全摘出せざるを得ない状況が発生しうること、胃を全摘出することによる健康へのダメージがいかに大きいかを感じています。

また、東南アジアへの海外赴任を終えて、「胃の調子が最近あまりよくないなー」と思っていたら、帰任後の健康診断で慢性胃炎と診断されてしまったのでした。そんな訳で、今回はピロリ菌検査を行ってきましたが、思ったよりも全然簡単で費用も時間もほとんどかからないので、予防医療としてはコスパが良い検査だと思いました。

当然胃がんに限った話ではないですが、病気にかかった後のデメリットを考えると、事前に予防できる病気は若干の時間やコストを犠牲にしてでも可能な限り予防するべきです。

皆さんも、気軽にできるピロリ菌検査を、ぜひ受けてみてはいかがでしょうか。

↓こんなものもあるようです。

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