若手キャリア支援コミュニティ「Reinvent」に参加して考えたこと

若手キャリア支援コミュニティ「Reinvent」に参加して考えたこと

双子の育児の関係もあり、ここ暫くはブログ記事が更新できていなかったのですが、ちょうど今海外出張中で夜に多少の空き時間があることもあり、また最近面白いコミュニティに参加する機会があったので、その紹介を兼ねて書きたいと思います。

最近参加した面白いコミュニティとはこちらです。

>>若手キャリア応援のオンラインコミュニティ(サロン)Reinvent、270名のメンバーと共に始めます。


Reinventって?

若手キャリア支援のためのクローズドなオンラインコミュニティです。Slack上でメンバー同士、色々と情報のやりとりがされています。

海外キャリア志向の人が集まっており、330名いるメンバーのうち、海外在住が半数近くを占めているらしいです・・・!

海外キャリアを志す者としては、これはまたとない情報収集源になるし(海外志向の人の集まるコミュニティって、ありそうで意外と今まで無かったのではないでしょうか)、何より集まっている方々のパワーがものすごいです。

さらに経験豊富な16名のアドバイザーの方々が、Slack上の各スレッドで相談に乗ってくださっており、メンバーの積極性もあって相乗効果で盛り上がり、何だかすごいことになっています。

このコミュニティの発起人である小野寺さんのことを知り合いのツテで知り、何度かTwitter上で絡ませて頂いたのを良いことに(勝手に)参加させて頂きましたが、すでに色々と面白い話が聞けて大変刺激になっています。

Reinventに参加して良かったこと

①海外キャリアについての再考

コミュニティに参加されている16名のアドバイザーの方や330名のメンバーの方の投稿や記事を色々と拝読させていただいて、改めて自分のキャリアについて考える良いきっかけになりました。

「海外駐在」について書かれているスレッドがあってウォッチしているのですが、まず気付いたのは、やはりというか海外で働くチャンスが多い会社には業界的に偏りがあるなーということ。

スレッドへの投稿がきっかけで、少し調べてみたのですが、会社勤めのエンジニア職で海外駐在できる人って思っているほどはいなくて、意外と少ないのではないかと思いました。

>>「海外勤務者が多い」トップ200社ランキング

これをみると、駐在が多い職種としては、メーカー・商社・建設・国際支援・運送・銀行など。

これには個人的に納得感があって、例えば商社や建設・運送などはそもそも海外に行かなければ商品が作れない・仕事ができないので行かざるを得ないし、メーカーは「長年培ってきたブランド力や商品力」をベースに海外顧客へリーチしやすかったりなど、ビジネス形態にひもづく理由があるように思います。

そこに来て日系企業のエンジニアは、リモートでも仕事がしやすい環境(海外に行く必要性が弱い!)でかつ、日本製のプロダクトを海外に出すという考え方が薄い(海外顧客へのアプローチ力が弱い!)などの理由があって、比較的日本をベースとした仕事がメインになりがちな印象を受けました。

またReinventのコミュニティ内でも議論にあったのですが、会社勤めの立場で海外勤務を狙うのであれば、会社が自分を海外へ常駐させることによるメリットとデメリットを考える必要があって、上記を踏まえると、エンジニア業界では海外駐在がそれほど盛んでないのも当たり前ではないかという気もしてしまいます。

さらに、外資系であれば海外で働くチャンスがきっと多いのだろうと以前まで考えていたのですが、外資企業が日本に支店を置くのは、日本でのビジネスに必要な人材を雇うためという論点もあり、むしろ日系企業で海外駐在のポジションを探る方がチャンスが大きいという議論にも納得感がありました。

これらを考えるうちに、SIerという色々と悩みの尽きない業界にいながらも、一応はエンジニアリングをしながら海外駐在する機会を与えられた自分は、とても恵まれていたのだなと改めて実感しました。

参考までに自分の場合は、海外拠点での開発を行っているタイミングで、現地の開発を支援する立場で赴任するメンバーの募集があり、それに手を挙げる形でジョインしました。やはり声をあげ続けることが大事だなと感じました。

②自身の今後のキャリアについての再考

海外駐在を経験させて頂いたながらも、今は帰国してこのままノンビリしていると人材的な価値は下がる一方で、業界の荒波に飲まれてしまいそうなので、かなりの危機感があります。

とはいえ、先述の通りエンジニアとして海外駐在するのは中々難しい印象なので、今あるチャンスを生かして戦う考え方もあるのかなと。

今後海外駐在のチャンスがどうなっていくのかについては、友人と話していても今後どんどん海外に出るチャンスは増えるのではないかと言っている人もいて、実際のところは蓋を開けてみないと分からない感じもします。

ただいずれにせよ、技術を磨かなければエンジニアリングできないエンジニアになってしまうこと請け合いなので、今日本で働けるのをチャンスと捉えて、次の海外赴任の機会までにある程度ものにすることを目標としようと思いました。

ひとまず、最近はしばらくご無沙汰していた資格取得への熱量が高まっており、OSS DB、情報技術者(プロジェクトマネージャ、システムストラテジスト)、TOEFLやIELTSなど英語資格、あたりを狙ってみようかなと。

一方でインプットするばかりではなくて、やはり物作りをしてアウトプットしたい気持ちも高いので、やりたいことは沢山あり、優先度をつけて取り組む必要があります。

(昔から、あれこれ手を付けて、中途半端になってしまうタイプ…)

ちょっと先の未来の話でいうと、以前は海外拠点に赴任してエンジニアリングや会社の運営・経営をメインに働くことをイメージしていましたが、むしろ新規事業担当として働く方が、より自分の理想イメージに近い働き方ができるのかも。

欧米辺りに新規事業担当として赴任して、社外の多様な人とコミュニケーションを取りつつ、エンジニアリングもしつつ、そんなポジションないかなぁ。。

今のうちに技術を磨きつつ、何とかスキルの幅出しができる機会を狙いたいですね。